『違国日記』は2017年7月から2023年7月号まで「FEELYOUNG」にて連載をしていた原作・ヤマシタトモコの漫画作品です。
単行本全11巻の累計販売数は170万部を突破、「マンガ大賞2019」第4位、「このマンガがすごい!」第4位を獲得。
2024年6月7日には、新垣結衣×早瀬憩主演で実写映画が公開予定!
心が救われると話題の『違国日記』は惜しまれながら2023年7月に最終回を迎え完結しました。
この記事では『違国日記』の完結したコミックス11巻のネタバレと感想をお送りしていきます。
そして、『違国日記』は発達障害がテーマに描かれているのでしょうか?
コミックス1巻から11巻までのあらすじとともに紹介していきます。
『違国日記』完結ネタバレ感想!
ここでは11巻で完結した『違国日記』のネタバレと感想を紹介します。
『違国日記』は小説家の35歳・高代槙生は事故で両親を失った15歳の姪・田汲朝を引き取ります。
お互いなかなか理解ができない思いを抱きながらも、少しづつ歩み寄りかけがえのない存在になっていくほんのり温かく優しい言葉たちがあふれる物語です。
『違国日記』11巻ネタバレ
槙生と朝が一緒に暮らし始めて2年半が過ぎようとしていました。
槙生は朝との距離が近くなっていることに怖さを覚えており、これ以上近づいてしまうと衝突してしまうのではないかと心配していたのです。
人との距離間に悩み、嫌いだった姉の残していった子を大切に思ってよいのか、愛してよいものなのかを葛藤します。
朝も槙生の傍にいつまでいてよいのか不安を抱えていました。
そんなときに槙生の生命保険の書類を朝が見つけてしまいます。
人を亡くすことに傷ついている朝は槙生に淋しさをぶつけ、お互いに分かり合えないことのもどかしさに苦しみます。
朝は周りの友人や弁護士の塔野先生から先(未来)と自分を見出していこうとします。
そして、いつか槙生から離れることを伝えます。
ただただ日々を過ごす二人。
ある日槙生の友人醍醐が訪ねてきました。
そこで槙生は朝への想いを吐露し、愛しさからの後悔、辛さから涙を流します。
その時、朝が帰宅し、槙生の様子に動揺が隠せない。
槙生は朝に不器用ながらに朝への想いを伝えます。
朝は槙生の想いに「そんなの愛してるの一言でいいいいじゃん」と涙ぐみ槙生へ飛び込んだのです。
「それは言葉が足りないんだ」
槙生の愛の大きさが繊細に描かれていました。
朝たちの卒業式らしき日、学校へ向かうであろう電車の中で朝と友人のえみりは槙生のコラムを見つけ二人で読むのです。
そこには新たな道へ向かっていく朝へ向けての詩が綴られていたのでした。
『違国日記』の感想
槙生が朝への想いを伝える場面の複雑な感情を繊細な言葉で綴っており、じんわりと心に染みていきます。
誰もが思う人とのつながりへの不安や感情の揺らぎが丁寧に描かれていて引き込まれます。
分かり合えないながらに、不器用ながらにまっすぐ向き合っていくふたり。
最後の朝への思いが込められた詩もそれは儚く、美しく描かれていました。
『違国日記』は発達障害がテーマ?
『違国日記』の主人公槙生には発達障害があり、作者自身の経験と感情が映し出されているそうで過去のインタビューで発達障害がテーマであることを語っています。
ヤマシタトモコのインタビュー
メインテーマの一つが発達障害で、それを多様性と言ってしまうとあまりにもざっくりとしすぎてしまうんですが、メインの登場人物を発達障害の人にしようと決めていました。
以前にTVで発達障害のことをやっていた時に、あまりに自分が当てはまったのでびっくりしたんです。
今更びっくりしているということはこれからびっくりすることになる人たちも世の中に結構いるのでは!?
と思ったので、描こうと。
描きたいと思ったことと『違国日記』のテーマがわりと合っていたからというのもあります。
槙生が片付けられなかったり、人見知りで人とのコミュニケーションに悩まされる様子が描かれていて、発達障害の人たちやその周りの人たちの気持ちを理解するきっかけを見せてくれる作品です。
『違国日記』あらすじ
ここでは1巻から10巻までのあらすじを紹介します。
1巻あらすじ
『違国日記』は小説家の35歳・高代槙生は事故で両親を失った15歳の姪・田汲朝を引き取ります。
しかし人見知りの槙生は人と暮らしすことに向いていないことを忘れ朝を引き取ってしまいました。
朝は変な人と思いながらも受け入れていきます。
2巻あらすじ
中学の卒業式、ある出来事で朝は親友のえみりに激昂し学校を後にする。
槙生は友人、醍醐からの高校の時にもらった手紙の話をし、それを聞いた朝はえみりを許し固まった心をえみりに話そうとするのでした。
3巻あらすじ
槙生は朝の親友えみりに対して人見知りをしてしまいます。
その姿に落ち込む朝。
高校に入学し両親がいないこと周りと自分は違うことに気づき始め迷い悩みます。
4巻あらすじ
槙生の元恋人・笠町との新しい関係が始まりそうです。
槙生は朝を連れて実家の母を訪ねますが会ってすぐ喧嘩になってしまいます。
5巻あらすじ
朝の母、実里の日記や孤独に苛まれる朝は学校をさぼってしまいます。
朝は両親の死を受け入れ始めてるのではないかと思われ槙生は笠町たちと朝を探します。
6巻あらすじ
なりたい自分になりなさいという母はやりたいようにはさせてくれなかった人でした。
自分で考えていかなくてはならなくなった朝は正解が見つけられず…
7巻あらすじ
「空虚」の言葉から朝は自分の父がどんな人だったかを考えるようになります。
なりたい自分を模索し歩みだす朝。
軽音部で歌う朝の姿はとてもまばゆいです。
8巻あらすじ
えみりは同性の彼女がいることを朝に言えずにいました。
自分が自分でいられるために朝とえみりはお互いを分かり合えるよう話をするのでした。
9巻あらすじ
小説家の槙生はスランプに陥り原稿が進まない様子で呆けています。
その様子を朝は自分の方法で打開していきます。
朝に成長が見える場面です。
10巻あらすじ
やりたいことが見えず何もない自分に迷う朝。
ですが、何もないということがいずれ自分が自由である証になることに気づくのでした。
しかし槙生の傍にいつまでいてよいのか子どものままでいられない不安を抱えているのでした。
朝の若さゆえの気持ちの揺らぎが繊細に細かく表されていました。
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『違国日記』完結ネタバレ感想!発達障害がテーマ?あらすじも紹介まとめ
『違国日記』の完結した11巻のネタバレと感想を紹介してきました。
発達障害がメインテーマにあり登場人物も個性豊かに描かれていて物語に花を添えています。
物語は人との距離間、人との関係の在り方、捉え方が細かい心情で書かれていて言葉の一つ一つが心に刺さります。
それでいて『違国日記』は温かく心に染みる作品です。
『違国日記』のネタバレを読んで興味を持ってくださった方は完結した11巻まで読んでみてはいかがでしょうか?