変な家に出てくる、片淵家の離れ屋敷の仏壇。
物語の中でも、長い廊下の先にポツンと置かれた仏壇は、通常置かれることのない場所で奇妙な存在感を放っています。
では、この仏壇はなぜ置かれることになったのでしょうか。
結論から言うと、仏壇は片淵家のしきたりである、左手供養のために置かれたのがきっかけです。
実は、この仏壇には恐ろしい秘密が隠されていたのです。
そこで、今回は変な家に登場する仏壇が置かれるようになった理由と、仏壇の前で死んでいた洋一の死について徹底解説していきます。
変な家仏壇の意味は?
変な家の片淵家の離れ屋敷には、長い廊下の先にという不自然な場所に仏壇が置かれています。
結論から言うと、この仏壇は「左手供養で切り取った左手を安置する場所」として使われていました。
このように、普通は置かない廊下に仏壇が置かれるようになったのは、片淵家のしきたりが大きく関係しています。
片淵家の長男と妹の関係が狂っていくきっかけ
そもそも、片淵家は本家と分家に分かれていました。
・長男「宗一郎」を中心とする本家
・次男「清吉」を中心とする分家
長男「宗一郎」には本妻の「高間 潮」という妻がいましたが、宗一郎は潮を抱くことはなく、夜な夜な宗一郎の妹「千鶴」の部屋に通っていました。
つまり、簡単に言うと近親相姦をしていたということです。
そして、千鶴は兄である宗一郎の子どもを妊娠してしまいます。
このようなこともあり、本家から分家の清吉に人・財が流れ、落ちぶれていくことになります。
高間 潮の呪い|左手首のない子どもの誕生
そして、本家には、3人だけが残ることになります。
・長男:宗一郎
・長男の妻:高間 潮
・宗一郎の妹:千鶴(宗一郎の子どもを妊娠)
高間 潮(以後、潮)は、状況に耐えきれず精神が病み、包丁で自分の「左手首」を切り落として自殺します。
その後、千鶴は双子を出産しますが、弟には生まれつき「左手首」がありませんでした。
現代で考えてみれば、近親相姦によって、劣性遺伝が強まったからというのが読者にはわかります、
近親相姦では疾病や障害といった遺伝が出やすく、特に血のつながりが近い兄と妹という関係だったため仕方ないことだったのでしょう。
しかし、宗一郎はこのことを「左手首を切って自殺した潮の呪い」と思い込んでしまいます。
潮の呪いを解くために仏壇を置く
そんな宗一郎は、呪いを解くために、呪術師「蘭鏡」に相談します。
そして、蘭鏡は呪いを解くため、以下のようなアドバイスを宗一郎にするのです。
・本家の屋敷の外に離れ屋敷を建て、潮の仏壇を置く
・分家の人間の左手首を切り取り、仏壇に供える
つまり、ここから片淵家本家に左手首がない子どもが産まれたら、左手供養をするというしきたりが生まれたのです。
・子どもに清吉の血を引く人間(分家)の人間を殺害させる
・分家の殺した人間の左手首を、潮の仏壇に供えさせる
左手のない子どもが産まれた時、10歳になるまで隠して育てる。
そして、左手のない子どもは10歳になったら、分家の清吉の血を引く人間を殺し、左手を供養する「儀式」を13歳になるまで、年に一度行わなければなりません。
左手供養は、建前上は「呪いのため」ですが、実際は分家への復讐、そして本家の跡取りを守るために引き継がれていくことになります。
そして現代に戻りますが、本家や空襲で壊れ離れ屋敷だけが残ったので、本家の重治たちが住んでいることにつながります。
仏壇が置かれた背景と洋一の死について
片淵家の離れ屋敷で、過去に桃弥(80年振りに産まれた左手のない子ども)の兄である洋一が仏壇前で殺されているのが発見されます。
洋一が仏壇の前で発見されたのは午前5時頃。
しかし、洋一の死には謎がありました。
・発見当時にはすでに死体は冷たくなっており、最低でも2時間以上は経過しているはず
・洋一の部屋は柚希の部屋の隣で、洋一の部屋には柚希の部屋を通らなければ行けないのに午前4時まで誰も入ってきていない
つまり、発見される1時間前まで起きていた柚希に、怪しい音も立てず殺して仏壇に運ぶのは不可能ということでした。
仏壇の裏側に隠し通路があった
では、どうやって犯人は洋一を殺せたかというと、仏壇の裏側にある隠し通路を利用して洋一の部屋に移動できたからです。
犯人は、以下の流れで洋一を殺害します。
・仏壇の後ろにある隠し通路で洋一の部屋に行く
・寝ている洋一を連れ出して隠し通路に連れていき、撲殺
・使われていない部屋に洋一の死体とともに戻ってから、洋一を仏壇の前に置いた
仏壇の前に置いたのは、警察を呼ばれないことで「事故」扱いにしたかったから。
警察が来てしまうと、仏壇の隠し通路や片淵家が行ってきた左手供養の殺人も明らかになってしまうため、大人たちが警察を呼ぶことはないだろう、という考えのもとです。
犯人の思惑通り警察は呼ばれず、事故扱いになります。
洋一が殺されてしまった理由
では、なぜ洋一は殺されてしまったのでしょうか。
当時、洋一は7歳の幼い子どもで、殺されてしまう理由はないように思えます。
これには、またもや片淵家の本家と分家の関係が大きく影響しています。
綾乃と柚希の母である「喜江」は、清吉の血を引く人間、つまり分家の人間だったのです。
つまり、喜江の子どもの綾乃と柚希は、「本家と分家の血」両方を持っているということです。
そのため、左手供養をする桃弥の後見役である、「洋一」によって綾乃と柚希が殺されるかもしれない可能性がでてきます。
このことに気づいた、喜江の夫(綾乃、柚希の父)が、洋一を恐れて殺した説が濃厚です。
綾乃が桃弥の後見人になった理由
そして、洋一が殺されてしまったことで、桃弥の左手供養の後見人として、歳の近い綾乃が後見役になってしまうのです。
本来であれば、桃弥の母である美咲が後見役となるはずでしたが、殺人に抵抗があり片淵家を出てしまい、綾乃が泣く泣く後見役になりました。
そして変な家の冒頭考察シーンに戻る
そして、綾乃は当時付き合っていた慶太に相談し、綾乃に殺人のサポートをさせないよう、綾乃の旦那として行動していくことになります。
少しずつ片淵家の信頼を得た慶太は、綾乃と桃弥と暮らす家で儀式をするという前提で、まず埼玉の家に住むことになります。
その後、慶太は本当の殺人を綾乃・桃弥にさせないため、偽装を行います。
まず、清吉の血を継ぐ人間の中から金に困っている男に目を付け、金を渡して行方不明にさせ死んだと思わせます。
そして、偶然死んでいた遺体から左手首を切断し、左手供養として使うことを決めます。
その後、慶太と綾乃の間に子どもが産まれ(浩人)、1年が経った頃、監視役の清次が仕事で東京に引っ越すのと同時に、慶太たち家族も東京に新居を建てます。
この東京の家こそが、タイトルの「変な家」だったのです。
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変な家仏壇の意味や仏壇置かれた背景と洋一の死について:まとめ
当初、仏壇は片淵家の本家である長男「宗一郎」と妹「千鶴」の近親相姦がきっかけで産まれる、左手のない子どもの供養のために置かれました。
しかし、実際は呪いではなく近親相姦による劣性遺伝の結果によるもので、分家への復讐や本家の跡取りを守るためのものでした。
変な家の仏壇には、左手供養以外にも隠し通路など、さまざまな秘密が隠されていたのです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!