薬屋のひとりごと風明(フォンミン)と猫猫の関係とは?猫猫の両親や一族についても解説

薬屋のひとりごと風明(フォンミン)と猫猫の関係とは?猫猫の両親や一族についても解説

風明(フォンミン)の毒殺未遂事件により、後宮を追い出されてしまう猫猫。

風明(フォンミン)一族と猫猫の生家が関係があったことから解雇されてしまいますが、一連の流れがよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

実は、風明(フォンミン)の一族と猫猫の本当の生家は全く関係はありません。

猫猫は羅漢(ラカン)という軍官と妓女の鳳仙(フォンシェン)との間の子どもです。

そこで、今回は風明(フォンミン)と猫猫の関係や、実際の両親について解説します。

本記事の内容

・風明(フォンミン)と猫猫の関係

・猫猫の出生の秘密とは?7両親や血縁関係を整理

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目次

風明(フォンミン)と猫猫の関係

風明(フォンミン)は、四妃・淑妃である阿多妃(アードゥオヒ)の次女頭で、里樹妃(リーシュヒ)毒殺未遂の犯人です。

実は、風明(フォンミン)は16年前に阿多妃(アードゥオヒ)の子どもを殺してしまっています。

というのも、風明(フォンミン)の実家は「養蜂家」のため、高級品であるはちみつが手に入りやすかったのです。

1歳未満の赤子にとって、はちみつは毒になることを知らなかった風明(フォンミン)は、阿多妃(アードゥオヒ)の子どもに食べさせて死なせてしまいます。

そして、里樹妃(リーシュヒ)は幼いころに年上の阿多妃(アードゥオヒ)にとても懐き、阿多妃(アードゥオヒ)もまるで実の子のように可愛がっていました。

ある時、風明(フォンミン)は里樹妃(リーシュヒ)が赤子のころ、はちみつを食べて生死をさまよったことを聞きます。

もしそのことが阿多妃(アードゥオヒ)に知られたら、賢い阿多妃(アードゥオヒ)は風明(フォンミン)が殺してしまったと気づくかもしれない。

そのことに気づかれたくなかった風明(フォンミン)は、里樹妃(リーシュヒ)を遠ざけようとします。

しかし、里樹妃(リーシュヒ)が何度も来ることから、風明(フォンミン)はいっそのこと殺してしまおうと毒殺未遂事件を起こしてしまうのです。

この毒殺未遂事件の真相を猫猫が暴くことで、風明(フォンミン)は処刑されることになります。

しかし、この結果から猫猫も後宮を追い出されることになってしまいます。

というのも、風明(フォンミン)の一件から、風明(フォンミン)の家と取引のあった家の娘は全員辞めなければならなくなるのです。

猫猫の本来の血縁として、風明(フォンミン)は関係ありません。

しかし、猫猫が後宮に売り飛ばされるとき、猫猫は実家を「交易を生業とする商家の娘」と偽装されています。

そして、その偽装された家が風明(フォンミン)の家と商売をしていたのです。

そのことが名簿に残されていたということもあり、猫猫も風明(フォンミン)と関係がある一族とされ、解雇の対象となってしまうのです。

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猫猫の出生の秘密とは?両親や血縁を解説

では、猫猫の本当の両親や出生はどんなものだったのでしょうか。

猫猫の両親

猫猫は、当初羅門(ルォメン)のことを「おやじ」とたびたび発言し、花街から一歩抜けた通りに一緒に住んでいます。

しかし、羅門(ルォメン)は本当の父親ではなく、本当の父親は軍部の高官である「羅漢(ラカン)」という男でした。

父親:羅漢(ラカン)

羅漢(ラカン)は、宮廷の軍司で大尉という役職につく、国の軍部の最高幹部です。

宮廷では、生まれた家のランクによって大きく出世に影響するなか、実力のみで大尉にのし上がった実力者

実力だけでのし上がったため頭は切れるものの、他の人間からみると理解できない行動をすることから「変人軍師」と言われています。

碁や将棋を得意とし、戦争時には巧みな人員配置により、軍を勝利に導いています。

しかし、派閥に属していないことから、制御が効かず厄介な人物として見られています。

仕事の面では厄介な人物ですが、恋愛面では一途で愛情深い面も。

猫猫の母親である鳳仙(フォンシェン)がいる緑青館に「半年後に迎えにくる」と約束し、ゴタゴタで約束は守れないが、きちんと迎えにくるのです。

そもそも、羅漢(ラカン)は子どもの頃から人の顔が認識できませんでした。

そのため、人に対して興味がわかなかったのに、猫猫の母親にだけ唯一興味を持つのです。

そんな母親が亡くなった後、愛娘である猫猫を引き取るため、10年賠償金を払いようやく引き取れると思ったときに壬氏に取られてしまうので、毛嫌いしています。

しかし、猫猫自身は父親と認識しつつも羅漢(ラカン)のことを嫌っています

なぜなら、猫猫は自分を育ててくれた養父の羅門(ルォメン)を慕っており、父とは認めたがらないのです。

母親:鳳仙(フォンシェン)

緑青館にいた妓女の一人だった鳳仙(フォンシェン)が猫猫の母親です

囲碁がとても強く、軍部でも負けしらずの羅漢(ラカン)に勝つほど強い腕前。

碁が強い彼女に興味をもった羅漢(ラカン)が、碁を通じて交流しながら愛を深めていきます

しかし、鳳仙(フォンシェン)に身請けの話が出たことで、羅漢(ラカン)と離れたくない一心から、羅漢(ラカン)と体の関係をもち、猫猫を身ごもります。

子を孕むことで身請け話が破談にすることに成功し、半年立てば羅漢(ラカン)と結ばれると思っていた鳳仙(フォンシェン)。

しかし、実際には羅漢(ラカン)は家のゴタゴタにより店に行けるようになったのは3年後のことでした。

そのことを知らなかった鳳仙(フォンシェン)は、信用と妓女としての価値を失い、安い金額で多くの客を取らなければならず、梅毒という性病を移されてしまうのです。

そして、裏切ったと感じた鳳仙(フォンシェン)は、幼い猫猫の小指を詰め羅漢(ラカン)へと送ります。

羅漢(ラカン)がやっと迎えにきたときには末期梅毒で、顔も精神もボロボロ

かつての美しい顔立ちも、楽しい会話もできなくなってしまいますが、迷わず身請けします。

養父&大叔父:羅門(ルォメン)

花街から一歩外れた通りで薬屋を営む薬師の羅門(ルォメン)。

羅漢(ラカン)とは叔父と甥っ子の関係です

緑青館という高級楼閣のなかで薬師として働いており、薬や毒はもちろん、医術への知識も豊富です。

実は名家である「羅」の一族の人間で、西方の国に留学していた経験があるほど、優秀な人物。

そのこともあり、もともとは後宮で宦官医官として働いており、妃たちへの治療を行っていました。

しかし、阿多妃(アードゥオヒ)と皇后の赤子の入れ替わりに気づかなかったことで、肉刑を受けた末、後宮を追放されてしまいます。

鳳仙(フォンシェン)は捨てられたと思っていたことで廃人となり、猫猫は鳳仙(フォンシェン)から愛情を受けずに育っていました。

そして追放された羅門(ルォメン)は、花街で働くことになり、そこで偶然出会った猫猫を引き取ることになります。

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風明(フォンミン)と猫猫は血縁関係はない:まとめ

風明(フォンミン)と猫猫は、全く血縁関係はありません。

猫猫が後宮に連れ去られたときに実家の情報を偽られたことにより、風明(フォンミン)との関係がある一族の家の娘だとされてしまったのです。

実際は、軍部高官である羅漢(ラカン)と妓女である鳳仙(フォンシェン)との間の子どもでした。

しかし、羅門(ルォメン)を「おやじ」と呼び、本当の父親である羅漢(ラカン)を一度も「父親」と呼ばないことからも、今後も猫猫にとっては羅門(ルォメン)が父親代わりなのでしょう。

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